由来と楽しみ方
「青舞」は私が育った油谷湾を眺めて肌で感じた雰囲気を言葉にしました。
油谷には昼の青、夕暮れの青、夜の青があります。
青空、青い山々、青い海、夕方には夜を告げる青い風、
そして満点の星の輝きが暗闇を青くします。
「青が舞っている」、思わず笑みがこもれたその気持ちのままに、
そこで生まれる酒を「青舞」と名付けました。
近くにある青海島(おおみしま)に授かり、
「OrB」「おおぶ」と読み仮名を付けています。
この酒は日本海に沿って並ぶ耕作放棄地を開墾した畑から
生まれたハーブを主原料にしています。
日本の農家さんが世界に挑戦する為に作る薔薇や甘草も使っています。
中身を作る人も青い。
ボタニカルには柑橘系を使っていません。
長門にはゆずきち、萩には夏みかん、大島には蜜柑。
たくさんの柑橘が植えてあります。トニックウォーターも柑橘です。
日本中に、世界中にたくさんの柑橘が植えてある。
これと共に楽しんで欲しい。最初から完成している酒ではなく、
それぞれの場所で完成する面白い酒、未完だから完成している酒。
あなたもまた「青舞」の製造者である。
蒸留所がある油谷は昔から漁業が盛んです。
そして、楊貴妃や空海に水軍の伝説が残ります。
今でもそれぞれの入り江に港があります。
ラベルは大海原に飛び出す船の帆の布で仕立てています。
シリアルナンバーで使っているボタニカルが分かる動画を
HPから発信しています。
見て分かる栽培から知る原材料の形。
海の青、空の青、そして風に漂うハーブの青を見立てたラベルにしています。